2017年 11月 23日
『パッシブデザイン』について、最近考えていること
私たちは『パッシブデザイン』という考え方を通し、「人と家の快適と健康、そしてその先にある暮らしの豊かさを創る」ことを目指して設計に取り組んでいます。
『パッシブデザイン』は太陽の光や熱、風、水といった「自然の恵みを最大限活かし快適な住環境をつくる」設計手法ですが、突き詰めていけば「あるものを生かす」という考え方です。

前のブログ記事で「九十九里の家」の開口部に関して書きました。
開口部の設計は最も多くの条件がぶつかる難所です。どうやって方針を決定しているかというと、
「建まい手や家の快適と健康、豊かな暮らしの様子」を隅々まで想像しながら、頭に材料(条件)をまとめて放り込み、上手く組み合わせ、ぶつかる条件を整理、あれこれアイデアを出しながら解決していく、そんな感じ」としか言いようがありません・・・。文章力がないこともあり(涙)

開口部だけの話ではありませんが、「相反する、ぶつかる、矛盾する」様々な条件や状況をいかに、「現実的かつ魅力的に解決」していけるか。
いつもここに膨大なエネルギーを注いでいるように思いますし、ここを創造力を持って粘り強く考えることが何より大事だと常々実感します。

この時『パッシブデザイン』はとても大事な発想の軸となるし、有効なコミュニケーションツールになると確信しています。
「自然の恵みを活かし、人と家の快適と健康、暮らしの豊かさを創る」ことは立場は違っても、多くの人が共感し、また反対できるものではないからだと思っています。

そして、「現実的かつ魅力的な解決」を生むためには、『設計者』や『住まい手』、実際の『造り手』など関わる人達が
☆快適で豊かな家づくりや暮らしのイメージを共有し、
☆お互いに創造力を発揮できる体制や、状況をつくりながら、
☆それぞれの経験や知見を上手く組み合わせ、そして丁寧に積み重ねていく
そんな、様々に「あるものを生かす」ことが本当に本当に重要だと、最近の仕事を通して強く感じています。

これから少しずつですが、多くの方の参考になると思った情報を発信、共有していきたいと考えています。
(冨田)

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by han-arc | 2017-11-23 13:40 | パッシブデザイン


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